フランスの
5月1日の風習
Le 1er mai
イタズラをする日 Des objets dérobés

メーデー

幸運をもたらすスズランを贈る日

適齢期の娘さんがいる家には...

イタズラをする日


5月1日には、役場の前にいらないものを並んでいるのを見ることもあります。

前夜に他人の家から持ちだしてしまった物とか、いらないガラクタなどを、役場前や広場に出してしまうというイタズラなのだそうです。

5月1日に通りかかった役場前の広場に、テーブルとイスが置いてあったので奇妙に思ったのですが、それだったのでした。

買い物を済ませてから、もう一度同じ場所を通ったときには、テーブルとイスはなくなっていて、本当のガラクタだけが残っていました。盗まれた人が引き上げたり、使えそうなものを持って行った人がいたのでしょう。

昔は盛んだったそうですが、最近ではずい分すたれた習慣になったようで、めったに見かけません。

なお、この風習は、有給の休日ができたときに始まったのだとか。

法律で休みを与えなければならなくなっても、雇用者は嬉しい顔をしない。それで雇われている人たちが休日の前夜に仕事道具などを盗んで隠す。それで休日の日は道具がないので働けない、という状態を作ったのでした。

フランスの5月1日の風習

メーデー

幸運をもたらすスズランを贈る日

適齢期の娘さんがいる家には...

イタズラをする日
作成:2004年5月   最終更新:2009年10月



Home