会場となった家は、ブルゴーニュ地方の北部に位置しています。人里離れた森の中にあるので、詳しく道順を教えてもらわなかったら迷子になるような場所にありました。 魅力にあふれたお家でした。家の周りには森や牧場が広がっていて、近所の人家は全く見えないので、世界中が領土のような気分になってしまう環境なのです。 昔は農家の建物だったそうです。16世紀に建てられた建物ですから、石の壁も分厚く、あちこちに古い建物独特の趣があります。上手に建物を修復しているのにも感心しました。 20年前に家を購入して、15年前から住み始めたそうですが、まだ修復工事は続いています。4人家族。家族が乗馬を趣味にしているので馬を数頭、それから犬4匹がいました。 下の写真は台所。フランス式といわれる太い木の梁がある天井、暖炉、石が見える壁などが、フランス人が喜ぶ田舎の家です。でも珍しいのは、左手奥にある昔のチーズ工房です。 |
裏庭にご主人がつくったというプールサイドで、食前酒が7時ころから始まると言われていました。早めに来てプールで泳ぐように誘われていたのですが、この日は涼しかったので水浴びをしようという人はいなかったようです。子どもたちは乗馬を楽しんでいました。 |
普段はパンタロン姿しか見ていなように思っていた私の友達は、自分の誕生パーティーだったこの日はさすがにおしゃれしていました。食前酒を待つ間、彼女をプールサイドに立たせて記念撮影。ふざけたポーズばかりするので、お見合い写真になるような写真(お見合いなんてフランスにはありませんが)は撮れませんでした…。 そのうち招待客も集まってきて、しつらえたテーブルの上には、色々な種類のお酒やジュース類、たくさんのおつまみが用意されました。 広いお家は良いものです。招待客は大人だけで35人もいたのですが、みんな好きな場所を選んで食前酒を楽しみます。子どもたちが遊び回るスペースも充分あります。 シャンパンはテタンジェ社が選ばれていました。コルクがいつく抜かれたか分かりません。なにしろ食前酒は3時間くらい続いたのですから! ようやく夏の太陽が西に傾き始めたころ、近所のお城に住んでいる貴族の人がやって来ました。彼が乗ってきたクラッシックカー(下の写真)に注目が集まります。 おしゃべりの種が切れる頃のアトラクションとして遅刻して来たわけでもないと思いますが、みんな大喜び。車をいじったり、乗ってみたりして、しばし遊びました。 |
9時半ころ、「お食事にしましょう〜!」と声がかかりました。 そろそろお腹もすいてきていました。食事の会場に向かいます。 |
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