メフィスト編集日記 1月 |
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アテナ姉さんは、家の人たちによく疑問を投げかけます。左は、返事してもらえなかった彼女が、不満そうに立ち去って行く姿。 を抱くネコは昔から多かったのでしょうね。 人間たちは、ネコのシッポの形からハテナマークを作り出してしまったのですから! ボクも日ごろ色々なハテナを持ちます。何にでも好奇心を持つのは、ボクたちがまだ若い証拠。 先日は、こんな疑問を持ちました。 「ホカペ(HOKAPE)」」って何だろう?・・・ インターネットで遊んでいたら、日本のネコたちがこの言葉を使っていたのです。 どうやらネコたちに人気の商品らしい・・・。 「ホカペ」とは何か?・・・ 「ホカペ」と辞書を引いたのですが、何もそれらしきものが出てきませんでした。 こんなとき、みなさんはどうされますか? ボクは、インターネットで検索してみます。この言葉を使っているページが色々出てくるので、何なのか想像できるのです。 さっそく、「ホカペ」と「猫」をキーワードにしてやってみました。 すると出てきた、出てきた。写真も色々ありました。 総合して考えてみたところ、こんなものなのではないかと結論しました。
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うちにもある?! ホカペは昼寝するのに良さそう! 姉のアテナに話しました。 「日本には、ホカペっていうものがあるんだって!」 「なに、それ?」 アテナが振り返って言いました。 「あら、そんなの、フランスにだってあるわよ。 私たちの家にだってあるじゃない」 「ええ?! どこ、どこ?!」 クリスマスプレゼントでホカペをもらっていたのだと思いました。 でもアテナが言うのは、右の写真で見える彼女が寝ている場所のことでした。 つまり、暖炉の前の、この部分のこと。 確かにホカホカしているんですけど・・・。 |
でも、これはむしろ、「鉄板焼き」ではないか?・・・ 暖炉がないお家にお住みの方のためにご説明しておきます。 暖炉といっても色々あります。 昔のお城とか、農家の建物なんかには、大きな暖炉があったりするそうです。 とっても大きいのだと、人間が立って中に入れるくらいの高さになっているとか。暖炉の中に人間が座れるベンチのような部分ができていたりもする。 ボクの家で使っている暖炉は質素なものです。 台所のはもっと大きい暖炉なんですが、そんなにあっちこっちの暖炉に火を炊くのは面倒らしくて、居間にある暖炉(右の写真)にしかマキをくべません。 その暖炉は、奥の壁の部分と、床の部分が鉄板になっています。 せっかく燃える火の熱を有効に使おう、という工夫らしいです。 アテナは平気で鉄板の上に寝ていますが、すぐそばでマキが燃えているんですから、鉄板は熱くなります。 時々、家に来た人が、こういう姿で昼寝しているアテナを撫ぜて、「アッチッチ!!!」なんて騒いだりすることもあります。 つまり、アテナは「これはホカペだ」と主張するのですが、日本で売られているホカペに比べて、フランス式ホカペは安全性に欠けるものだと思わざるを得ません・・・。 |
ボクもホカペを使いますけれど・・・ 左はボク。 後ろ姿だけだと、姉のアテナだか、ボクなのか分かりにくいと思います。 凍った地面を歩く散歩から帰ってきたときなどには、暖炉の鉄板焼きは足の裏を暖めるのに役立ちます。 でもボクは、長くはホカペを使いません。 時々、火花が散ってきたりするので、あわてて飛びのいたりしなければならないのですから! 勇敢なアテナのように、のんびり昼寝なんかすることはボクにはできません・・・。 |
ボクは、暖炉の上で昼寝するのが好きです。 石が適当に温まっているという感じ。 寒い冬にはなによりです。 こういうときのボクを撫ぜたって、アッチッチにはなりませんよ。 本物のホカペも、こんな温度に調節されているのではないでしょうか? アテナは「鉄板焼きホカペ」。 ボクは「石焼きホカペ」・・・。 |
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