メフィスト編集長 (Méphisto)より

日本から届いた地震速報
Tremblement de terre au Japon

- 2004年10月下旬の編集日記より -

 地球の向こう側にある日本で、とても大きな地震があったのだと聞きました。フランスでも大きく報道されているので、みんなとても心配しています。被害にあわれたて苦しい生活を送っているネコの皆様に、フランスのネコたちに代わって心から励ましの言葉を送ります。

 ボクたち編集部にも、地震で恐い思いをしたという方から、そのときの模様を詳しく伝える貴重なご報告が届きました。地震って、すごいんですね!

 怪我をしなくても、精神的ショックの方はかなりなものだと想像します。フランスにはショックを取り除く専門医がいますが(ネコ専門医が何人いるかは調べられませんでした)、地震が多い日本には、地震ショック専門医がいると思います。

 ネコには、人間が余震が感じる前に地震を感じてパニック状態になるのだ、ということも教えていただきました。やっぱり、そうだったのですね! 長年の疑問が解けました。でも、そういう特性は広く知らせない方が良いと思います。そうでないと、地震学者がネコを鳥カゴか何かに入れて昼寝していて、「地震が来る前にブザーで教えてもらおう」なんて思ったりする危険がありますから。

 日本のネコ・サイトの伝言版を見たら、地震がきたときにはどうしたら良いかと相談する人たちが何人もありました。深刻な問題ですからね。

 生きるか死ぬかという思いをしている人間たちが集まっている避難所に連れて行っても、ヒンシュクをかわないだろうか? とか、外に出たことがないネコを家の外に逃がしても生きていけないのではないか ?とか、色々心配しています。十何匹もいるお家では、全員で逃げるわけにはいかないので、「家がつぶれるくらいの地震がきたら、ネコたちと一緒に家に残る!」と、今から悲壮な覚悟を決めているのだそうです。

 地震が多いと分かっている日本なのに、ペットの避難所というのはないのでしょうか? 意外なことを知りました。フランスなどに比べたら格段に経済的に豊かな日本で、そのような対策がとられていないとは驚きです。

 ボクの方は、もうすぐハロゥインで、その日にはお化けが出るのだと脅かされています。世の中、物騒になったものです・・・。

 ボクたちに地震情報を送ってくださったのは、ダークレディーとボンのバラとネコのいる庭というサイトのボンちゃんとピッピちゃんでした。彼らが地震にあったときの生々しい報告は、ここをクリックすると読むことができます

 このサイトのお庭、何度行っても、どうしてこんなきれいな写真がとれるの?!〜・・・と思ってしまいます。これはネコの目でないと撮れない写真です! ピッピちゃんはまだ幼いらしいので、カメラマンはボンちゃんだろうとボクは推測しています。日本はカメラやアニメが優秀だ、とフランス人たちは言っています。ネコたちのカメラ技術も、ボクたちより優れているのかな?・・・

 この編集日記を書いてから、もうだいぶ立ちました。地震に会われた方々は普通の生活を取り戻せたでしょうか?・・・ ボクたちも心配しています。

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