雑草の代表のようなオルティですが、薬用効果もあるそうです。
ところが雑草の中では、特に嫌われる草と言っても良いのではないでしょうか。 なにしろ、ちょっと葉に触っただけでも一日中チクチクと痛いのです! 田園を散歩していて草むらに足を踏み入れるときには、このオルティという草があるかどうかに注意しなければなりません。 イラクサに関する日本の情報には、「とげの基部にはアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体の入った嚢がある」と書いてありました(Wikipedia). |
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| 普通、オルティは道路端などに群生しています。農薬をまくような穀物畑の傍ではなく、下のような牧場や野原の淵にあります。 | |||||
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| 上の写真のような姿を見るのが普通なのですが、それは単に通りかかるのは道路が多いというだけの理由だと思います。散歩をしていたとき、森を切り開いたところにオルティの畑のような空間ができているので驚いたことがありました。 こんな草を栽培しているはずはないとは思ったものの、みごとでした。ひと株がこんな大きさになるのかと知ることもできました。. |
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このイラクサ属の雑草は、肥料をやりすぎた土地などに群生してしまうのだそうです。それでも害虫よけになるので、庭に生えたときには少しは残しておいた方が良いのだと聞きました。 家庭菜園で無農薬で野菜を作っている友人が、オルティから作った水肥ほど有効なものはないのだと言って見せてくれたことがあります。作物に害虫が付かなくするほか、土を肥やす役目も果たすのだそうです。 業務用の生クリームの大きな容器に入っていました。 |
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この肥料兼害虫よけ液についての書籍: |
| 雨水10リットルに、細く刻んだオルティの若葉1.5Kgを漬け込んでおくのだそうです。2週間たったら、それを超してオルティの葉を取り除けばできあがり。その状態が左上の写真です。 この濃縮液は水で薄めて使います。雨水10リットルに対してオルティの液を2リットルの割合。ただし、この濃縮薬は、かなり臭かったです! なんだか昔なつかしいような匂いとでも表現しましょうか? 山菜を食べる習慣があまりないフランスなのですが、昔は食していたのでしょう。このオルティは食用になるので、しゃれた食料として話題にされるようになりました。野生のアスパラガスが高級レストランで出されるのと同じ現象です。 見た目にはシソの葉に似ています。でもシソのように強い香りがあるわけではありません。食材になると聞いてから、一度は味わってみたいものだと思っていたものの、チクチクする草を摘むようなことはしたくないし、どう見ても雑草なので食欲をそそられませんでした。 ところが、この4月末の週末にブルゴーニュ南部を旅行したときには、偶然にもオルティを2度食べる機会がありました。 1回目に出されたのは民宿での夕食でした。奥さんが分厚い手袋をしてオルティを採って、ミキサーにかけてスープにしたのだそうです。そんな努力をした人には言えませんでしたが、ありきたりの野菜スープの方がもっとおいしくできたのにと思ってしまう味でした。食卓を囲んだ5人のお客さんも、オルティと聞いて「へえ・・・」と言ったものの、誰もおいしいとは言いませんでした。 やはり、こんな何処にでも生えているような雑草はおいしくないのだ...、とがっかりしました。 ところが翌日行った評判の良いレストランで、カエル料理のソースとして使われていたオルティには感激しました。パセリでつくったソースかと思ったのですが、風味があってパセリのありふれた味とは違うのです! ソースの緑の色も鮮やかで食欲をそそられました。 |
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