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iPhone:

海外でiPhoneを最低限に使う方法


2013年2月現在の情報
機種: iPhone 4s (iOS 6.1)
キャリア: ソフトバンクモバイル 14.0(パケットし放題)

したいこと: iPhoneを海外に持っていったとき、膨大なパケット通信費の請求を受けないような設定にしてiPhoneを最小限度で利用したい。
注意していたにも関わらず高額の請求書が来たという話しをよく聞くのだが、どこに原因があったのかを突き止めたい。

  • 使用するiPhone4sはSoftBankに契約している。
  • SIMフリーではないため、海外でSIMを入れ替えて使うことはできない。
  • Wi-Fi接続でのみInternetやメールを利用し、電話は必要に応じて使えるようにする。


目次: 1. 事前にできる設定、海外で使用するときのチェックポイント
    1-1. 出発前と到着時に行う設定
    1-2. 現地でiPhoneを使うときの設定
2. 設定のポイント、接続実験の結果
3. 「海外パケットし放題」サービスの落とし穴
その他の参考情報

 
事前にできる設定、海外で利用するときのチェックポイント
1-1. 出発前と到着時に行う設定 | 1-2. 現地でiPhoneを使うときの設定

パケット通信を受けない設定を、出発前の時間があるときにしておく。
 
1-1.  出発前と到着時に行う設定

事前に行っておく設定
  • 現地で設定し直す必要があるが、念のために、[設定]を呼び出して次のように設定しておく:
    [設定]でタップする項目 操作
    Wi-Fi オン あるいは オフ
    Bluetooth オフ
    ※ 日本で使用中もオフにしている。
    キャリア 自動をオフにする
    理由: 現地では自動的にローミングさせず、ネットワークを手動で選ぶことができる。
    通知 「通知センターで表示するApp」に入っているアプリを確認し、必要がないものはオフにする。
    一般 » パスワードロック オン」にする。
    ※外国ではiPhoneを紛失した場合に見つけ出すことは困難なので、パスワードを入れないと使えないように設定をしておくべきだ。
    iCloud 「iCloudバックアップ」をオフにする。
    理由: 旅行中なのに外部のWi-Fi回線を利用してバックアップする必要はないため。
    メール/連絡先/カレンダー 旅行中に受信しなくても良いアカウントがあれば「オフ」にしておく。
    ※アカウントを削除しなくても、あとで復活できる。
    データの取得方法
    ・「プッシュ」をオフにする。
    ・「フェッチ」は手動にする。
    ・「詳細」をタップし、「データの取得方法」の設定を確認する。

    この設定だと、メールは自分で受信確認をしないとメールが入たことは分からない。ただし「通知センター」の設定でメールを受信したことを知らせるように設定しておかない場合には、頻繁にメールをチェックさせても意味はないわけなので、プッシュやフェッチで受信させても無駄であろう。
    メーラーを開かなくても受信が入ったことを知りたい場合は、フェッチを「1時間ごと」などにしておくと良いだろう。

    ただし、「モバイルデータ通信」をオフに設定すれば、メール、Webブラウズ、プッシュ通知などの全てのデータは、Wifi接続に限られる。とはいえ、よほど大切なメールが頻繁に入る人でないかぎりは、外出中のバッテリー消費を少なくするために、データ取得は手動にしておいた方が良いと思う。
    メッセージ 「MMSメッセージ」をオフにする。
    ※これはWi-Fiでは受信できない。筆者の場合は普段から重要なメッセージは入ってこないので、オフで問題がない。


  • 待ち受け画面から設定する:
      画面でタップする項目__ 操作
    時計 世界時計に訪問先の国の時間を入れておく。
    天気 訪問先の国を追加する。
    [天気]のアイコンをタップし、画面右下の「i」マークをタップする。開いたページの左上にある「+」をすれば地域を加えることができる。
  • 目的地で利用できる携帯電話会社を調べ、「海外パケットし放題」サービスが適用される業者はどこか、それ以外ではどこが料金が安いかを調べておく。
    SoftBankのリスト: 定額対象事業者 | サービスエリア&料金情報

  • Softbankの「一定額お知らせメール」や「一定額ストップサービス」のサービスを利用するか検討する。
    設定方法は後述

  • SoftBankには「SMS/MMSの迷惑メールブロック設定」サービスがあり、ここで「海外からの電話番号メール」を受け取らない設定にもできる。

  • その他、[設定]の中身をチェックし、同期など不必要な設定があったら解除しておく。

  • 用もないのに頻繁に電話して来る人には、海外にiPhoneを持っていくことを告げる。
    理由: 電話をした人も、受けたこちらも海外通話料金を支払うため。



飛行機に乗る直前にする設定
  • 現地時間にする
    [設定] » [一般]の順にタップし、「日付と時刻」をタップすると現地時間を設定できる。

  • 機内モードにする
    [設定]で「機内モード」をオンにする。

  • 立ち上がっているアプリをすべて閉じ、電源ボタンを長押しして電源を切る


現地に到着したときの確認  あるいは 
  • iPhoneの電源を入れ、画面左上は飛行機のマークになっているかを確認する。
    Wi-Fiをオンにしていた場合は、電波マークもついている。

  • 現地時間が合っているかを確認する。
    日付や時間が正確でない場合は、「設定」»「一般」»「日付と時刻」で、「自動設定」はオン、「時間帯」で滞在地名を入れる。

  • 問題がなければ、電源を切っておこう。


 
1-2.  現地でiPhoneを使うときの設定

海外では、知らないうちに高額のパケット通信を使用してしまうことが心配である。


1-2-1.  通信機能は全く使わない設定 (オフラインで使える機能だけ使う)  

最も安全なのは、[設定]をタップし、[機内モード]を「オン」にしておくことである。

[機内モード]をオンにすると、自動的に[Wi-Fi]も[Bluetooth]も自動的にオフになる。
さらに、[一般]を開いて確認すれば、「モバイルデータ通信モード」は「機内モード」となって使用不可能なことも分かる。

しかし、この設定ではInternetも電話も使えないことになる。

飛行機の中にiPhoneを持ち込むときには、機内モードにすることが要求されるわけだが、そのままの状態のiPhoneを持っていても、オフラインで使える機能しか使えないわけだ。

インターネットとメールは無料で使えるWi-Fiを使い、必要なときに電話を使うには、どのような設定にすれば良いか?

[設定]メニューにある「一般」から詳細な設定を行うことができる。


1-2-2.  InternetとメールをWifi接続だけに限って使う設定(電話とメッセージは使えない)
  • [設定]画面を開き、以下のことを操作する
    タップする項目    操作
    機内モード [オン]にする
    Wi-Fi [Wi-Fi]をオンにする
    「接続を確認」がオフになっていることを確認する
  • この設定で使えば最も安心である。現地の携帯電話会社の回線を使うことがないことは確実だからだ。



1-2-3.  InternetはWi-Fi接続に限って使い、電話も使用する設定(MMSは使わない)
  • [設定]画面を開き、以下のことを操作する
    タップする項目    操作
    機内モード [オフ]にする
    一般 » モバイルデータ通信 次の設定になっていることを確認する:
    「モバイルデータ通信」はオフ
    ※ iPhone 4sでは「3Gをオンにする」の選択肢が残るが、これはオンでもオフでも良い。
    Wi-Fi [Wi-Fi]をオンにする
    「接続を確認」がオフになっていることを確認する。
    キャリア [キャリア]の右にある「>」をタップし、事前に調べておいた現地の携帯電話会社を選択する(海外パケットし放題対象事業者あるいは料金が最も安い会社を選ぶ)
    メッセージ iMessage、MMSメッセージをオフにする



1-2-4.  InternetはWi-Fi接続に限って使い、電話とメッセージも使用する設定
  • [設定]画面を開き、以下のことを操作する
    タップする項目    操作
    機内モード [オフ]にする
    一般 » モバイルデータ通信 次の設定になっていることを確認する:
    「モバイルデータ通信」はオフ
    ※ iPhone 4sでは「3Gをオンにする」の選択肢が残るが、これはオンでもオフでも良い。
    Wi-Fi [Wi-Fi]をオンにする
    「接続を確認」がオフになっていることを確認する
    キャリア [キャリア]の右にある「>」をタップし、事前に調べておいた現地の携帯電話会社を選択する(海外パケットし放題対象事業者あるいは料金が最も安い会社を選ぶ)。
  • SoftBankでは、この方法で安心していられると言われた。しかし、この方法で本当に大丈夫なのだろうか?


 
設定のポイント、設定実験の結果

高額の請求を受けないためには、モバイルデータ通信をオフにする!

Wi-Fi接続のみでインターネットを使いたい場合は、Wi-Fi回線に接続するために、[機内モード]はオフにし、[Wi-Fi]をオンにする。これが最も重要なポイントであろう。

このとき、[一般]の設定からパケット通信は受けないように、「モバイルデータ通信」をオフにしておこう。
これをしておかないと、Wi-Fi接続中に回線が切れたときにと、自動的に現地のキャリアの回線に切り替わってしまう危険があるからだ。

[設定]にある[一般]をタップして開いたページにある[モバイルデータ通信]を開いて設定を行う。
この設定画面は、iPhone4sとiPhone5では多少の違いがあった。

iPhone 4s iPhone 5

回線速度の設定では、iPhone4sは「3G」、iPhone5では「LTE」となっていた。

「モバイルデータ通信」を「オフ」にすると、iPhone4sでは「3Gをオフにする」が残るのだが、iPhone5では、全ての選択肢が消える。

iPhone 4s iPhone 5

iPhone4sでは3Gをオンにするかオフにするか迷うわけだが、これは「オン」で問題ないとSoftBankで言われた(SoftBankのホームページではオフにするように指示しているのだが)。ただし、3Gがないところで無駄に探す時間を省略するために、3Gは「オフ」にしておいても良いという人もある。

なお、LTEがない国で使うと、iPhone5でも「3G」が出て、日本でiPhone4sを使ったときと同じ画面になる。



日本にいる間に、iPhone 4sで実験してみた結果

キャリアとWi-Fiが使える環境で、設定を代えて実験してみた。

Wi-Fi接続できればインターネットやメールができ、キャリアに接続すれば電話やメッセージが使える。それは単純なことなのだが、Wi-Fiでインターネットを利用していたつもりなのに、いつの間にかパケット通信に切り替わって請求額が大きくなったという報告があったので、何に原因があるかを知りたかった。
インターネットは無料のWi-Fi接続のみを利用し、高額でも良いから電話も利用したい場合にどうすれば良いかをSoftBankに聞いたところ、次のNo. 6で問題がないと言われていた。

インターネットをWi-Fiで接続できる環境のところでだけ使い、電話やメッセージを使わないなら、No. 2が良い。電話やメッセージを使用したいときだけNo. 6に切り替えよう。


設定項目
操作説明
No. 1
1-2-1.
No. 2
1-2-2.
No. 3
 
No. 4
 
No. 5
1-2-3.
No. 6
1-2-4.
画面右上に出る表示
機内モード オン オフ
Wi-Fi オフ オン オフ オン
Bluetooth オフ
キャリア オフ オン
一般 モバイル
データ通信
モバイルデータ通信 オン オフ オフ
3Gをオンにする オン(オフでも同じ)
データローミング オフ オン
VIN 接続されていません
インターネット、Eメール 不可 (1) OK 不可 OK OK
メッセージ(SMS/MMS) 不可  (2) 不可 (3) OK
電話 不可 (2) 不可 (4) OK
 自動的に使えなくなる、あるいは選択設定が非表示になる



設定項目 説明
バイルデータ通信: モバイルデータ通信をオフにして、メール、Webブラウズ、プッシュ通知などのすべてのデータをWi-Fiに制限します。
3Gをオンにする: 3Gを使用するとデータをより速く読み込みますが、バッテリーの保ち時間が短くなる場合があります。
データローミング: 旅行中にWebブラウザ、メール、MMS、およびその他のでデータサービスの使用による課金を回避するには、データローミングをオフにします。

(1) インターネットないしメールをを使おうとした場合、「データにアクセスするには、機内モードをオフにするか、Wi-Fiを使用してください」と表示されることもある。このときには、[設定]と[OK]の選択ボタンがあらわれる。
[設定]ボタンを押せば、自分で設定する画面が開く。
[OK]ボタンを押すと、ただ了解したという意味しかないらしく、自動的に使えるようにはならない。

そのような表示が現れず、何も反応しなかったり、「ネットワーク接続がありません」と表示される場合もある。
送信できなかったメールは、送信トレイに残る。
(2) 「メッセージの送受信を実行するには/通話するには 機内モードを解除する必要があります」と表示され、「キャンセル」と「解除」のボタンがある。

[解除]をクリックした場合の注意:
[解除]ボタンを押した後に、電話がすぐに発信されるわけではない。

設定を確認してみると、機内モードがオフになり、キャリアにも接続していた。画面右上には飛行機マークとけキャリアの名前が表示される。
Wi-fiに関しては、オフだった場合はそのままである。

「モバイルデータ通信」は、事前にオフにしておいた場合はそのままなので、現地の携帯電話会社からパケット通信をしてしまうことはないだろう。しかし、「モバイルデータ通信」をオンにしていた場合は、すぐにパケット通信が開始されるわけだ。

[解除]ボタンを押した場合でも、[キャンセル]ボタンを押して自分で[設定]画面から機内モードをオフにした場合でも、いずれもキャリアが自動的にオンになる。つまり、その後はいつでも、接続可能な現地の携帯電話会社の回線を使うことになる。

電話をかけるときには、モバイルデータ通信(データローミング)がオフになっているかも確認すべきだろう
(3) 送信中が長く続き、最後に「未配信」として残る。後で回線をつないで送信すること可能。
(4) しばらく無音のあと、「接続できませんでした」と表示される。



 
「海外パケットし放題」サービスの落とし穴

SoftBankの携帯電話を海外で使用する場合には、自動的に「海外パケットし放題」のサービスを受けることになる。
iPhone でのインターネット接続(MMS、Eメール(i)の利用を含む)は、2010年7月21日より定額対象となっている。

「海外パケットし放題」の請求は、25MB未満が日額 0円 ~ 1,980円、それ以上は日額2,980円
10日間の旅行として、請求額は3万円。支払う価値があるかのように見える。しかし、落とし穴もあるのだ。

「海外パケットし放題」のサービス(つまり上限付きで支払う)を利用できるのは、SoftBankが提携している現地の携帯電話会社を利用した場合に限られるのである。該当していない会社の回線を使った場合には、当然ながら上限なしの請求額になる。高額の請求額を受け取ったというトラブルは、このケースであろう。



現地でiPhoneの電源を入れたときの注意: キャリアを選択する

目的地に到着してiPhoneの電源を入れると、SoftBankからSMSで「海外パケットし放題お知らせメール」が届くそうだ(受信料は無料)。

メールが届いたということは、無料のWi-Fi接続ではなくて、現地の有料回線を使ったということを意味するのだろう。

メッセージには次の3通りがある:


接続しているキャリアが対象外の回線だった場合には、あわてて電源を切るか、機内モードにしてから設定をチェックして直すかであろう。もちろん、料金の支払いの心配はせずに使い続けるつもりなら、そのままで良いのだが。

「定額対象事業者」に接続されているとあっても、そこで安心していてはいけないそうだ。メッセージには手動で設定をするように書いてある。今はパケットし放題の形で接続できているとしても、移動したときなどに、対象外の会社の回線に自動的に接続されてしまうかもしれないからだ(すなわち料金は天井知らずになる!)。

  
SoftBank: 海外パケットし放題お知らせメール

[設定] » [キャリア]で「ネットワーク接続」のページを見て、事前に調べておいた「定額対象事業者」にチェックが入っているかを確認する。さらに同じ画面で、「自動」はオフになっていることを確認する。

「自動」がオフになっていれば、iPhoneの電源を入れなおした後も、ここで選んだ業者名にチェックマークが入ったままであることは確認した。すなわち、チェックを入れた業者の回線が使えない場所に移動すれば、画面左上には「圏外」と表示されて、回線は使えない。

iPhoneを使うときには、常に画面左上にある接続の種類を示すマークに気をつけるようにした方が良いのだろう。

ところで、「手動設定をして下さい」と言うSoftBankのサイトでは「海外パケットし放題 事業者設定方法」として詳しく説明しているのだが、この設定はインターネットはWi-Fi接続だけで利用するという設定ではない! 「データローミング」をオフにしているだけで、Wi-Fi接続に限るという設定の「モバイルデータ通信」はオンにしているからである。

この設定でiPhoneを使っていたら、Wi-Fi接続だと思っていたのに、途中で回線が切れたなどの理由で、現地の業者の回線を使ってしまったというケースが発生してもおかしくない。もしもキャリアを自動で探すように設定していたとしたら(オフにしていなかった場合)、パケットし放題の指定業者でないところの回線を使って、膨大な請求額になってしまう、ということになる!

海外の携帯電話会社を利用するにしても、パケットし放題の対象でない業者の回線を利用しないようにすれば良いわけだが、そうもいかない場所もある。

例えば、SoftBankの場合、フランスでの対象業者はSFRのみである。フランスで最もカバーされているのはOrangeであり、SFRでは接続できない地域が多くある。

対象業者を使えない地域に滞在する場合には、海外パケットし放題サービスを利用する意味は全くない! ところが、このサービスは自動的に設定されるので、利用しない設定にすることはできないそうだ。もっとも、このサービスを使わないから得するということもないのだろう。料金は1日「0円~2,980円」とあるのだから、回線を使わなかったら請求額は0円になるはずだ。

参考情報情報:
【SoftBankサイト】 海外パケットし放題
SoftBankパケットし放題 設置方法(PDF)



現地の通信事業者を使用したときの通話料金 (フランスの例)

InternetとメールはWi-Fi接続ができるときだけ使用し、緊急事態などで通話とSMS/MMSを利用することにした。Wi-Fi以外の使用をしたときには国際電話のような利用料金を支払うことになるのだが、どの程度の料金がかかるのだろうか?

フランスに日本で使っているiPhoneを持っていった場合のケースを、SoftBankのサイトで調べてみた。インターネットを利用した場合は、MMSと同じ料金設定らしい(未確認)。

滞在地がフランスの場合の料金(2012年2月現在)
事業者名 海外
パケット
し放題
1分あたりの通話料 メール通信料
日本
への通話料
渡航先国内
通話料
着信料 SMS S!メール(MMS)
ミニマムチャージ 追加通信料
SFR(3G)
SFR
OK 175円 75円 110円 100円/1通 100円 5円/1KB
Bouygues Telecom(3G)
Bouygues Telecom
- 265円 115円 160円 100円 50円/10KB
Free Mobile(3G)
- 380円 80円 110円
Orange France(3G)
Orange France
- 265円 115円 160円
出所: サービスエリア&料金情報(SoftBank)

比較してみると、SFRが最も安く感じる。しかし、Orangeでないと回線がつながらない地域も多いのだから、いつも使えるとは限らない。不思議なことに、SFR回線でフランスから国外(日本、その他の国)に電話した場合には、他よりほんの少し高くなる。

フランス国内の相手にOrangeで電話した場合、5分程度の通話なら600円程度だが、相手には800円くらい払わせてしまうことになる! 緊急事態か、親しい人にしか利用しない方が良いだろう。

SoftBankサイト: 海外での通話料金の仕組み


 
安全対策として、一定額に達したらメール通知を遅らせる、電話を使用できないように設定する

海外でiPhoneを使っているときには、請求額がどのくらいになっているのか分からないので問題だ。

使用料金が異常であるときに通知してもらえる設定がMy SoftBankでできる。一定額に達したときにメールで通知してもらう、あるいはストップする設定がある。これをしておく方が安心だろう。
  • 一定額お知らせメール」は、5,000円~10万円の間の金額を1,000円単位で指定可能(無料)。複数のメールを登録できるので、留守宅のメールアドレスを入れておくのも良いだろう。

  • さらに、この金額の範囲内で設定して、電話を使えなくしてしまう「一定額ストップサービス」がある。加入していれば無料でこのサービスを受けられるオプションもあるが、そうでない場合には「一定額ストップサービス(月額105円」)に加入しないと利用できない。
  • 一定額を超えて使用停止になってしまっても、電話を受けることはできるし、電話かパソコンから再開の操作もできる。
    緊急事態が発生して(遭難とか?)、料金などは考えずにIphoneを使っているのにストップされたら困るわけであるが、10万円を超えたら危険信号としてストップしてしまうのも悪くないかもしれない。

    ただし、「一定額」は月の初めから終わりまでで計算するらしいので、短期滞在のときには帰国してから知らせを受け取ることになって役にたたないようにも思う。

    SoftBank: 一定額お知らせサービス


 
 その他の参考情報

海外に電話するとき:
国番号の前に「+」を付ける。
日本に電話する場合には、「+81」を入力し、続いて市外局番の「0」をのぞいた番号を入力する。
ダイヤルキーで「+」を出すには「0」を少し長く押せば良い

トラブルがあったとき
ソフトバンクモバイル国際コールセンター: +81-3-5351-3491(24時間/無休、有料・ソフトバンク携帯電話からは無料)
※日本国内からは、ソフトバンクカスタマーサポート(ソフトバンク携帯電話から157:無料)

情報リンク:
iPod-iPad-iPhoneを飛行機・海外で使用する 【 iPod-iPad-iPhoneのすべて】

【SoftBankサイト】
国際サービス » いつものケータイを海外でご利用いただくには(世界対応ケータイ)
海外で iPhone をご利用いただくには
海外の無料充電サービス » HIS海外旅行支店リスト

【SoftBank利用者報告】
iPhoneを海外で使う(2012年3月改訂版)
SB版海外(韓国)ローミングご注意 (2012年情報)
ソフトバンク『海外パケットし放題』の心臓に悪い『嘘パケ死宣告』にご注意を! (2010年情報)
ソフトバンクの海外パケットし放題に罠が潜んでいる件 (2010年情報)

【その他情報】
iPhone5(iPhone4、iPhone4S)SIMカードの取り出し方
海外でスマートフォン "高額請求を防ぐ" 3つのポイント。
出国前におさえておきたい!スマホを海外で使うための心得(2012年情報)
Apple: iPhone and iPad:海外で携帯電話ネットワークを使う
日経経済新聞: 海外旅行でスマホ利用、高額請求で泣かないために (2012年情報)
Free WiFi Cafe Spots / App Store



ひとりごと、結論

無料でWi-Fiが使える場所でのみインターネットを使うだけにすれば、請求は来ないはずだ。そう言われても、本当に大丈夫なのだろうかという不安は残る!

海外でiPhoneを使っているときには、画面の上にある接続のマークを見て、どこに接続されているのかを常に確認すべきだろう。

使えない設定になっているときには、親切にも使える設定にできるボタンが出てくることがあるのだが、これは問題ではないかと思った。そこでブロックしている設定を簡単に解除してしまうと、解除したくはなかったものまで解除されてしまうのだ。全てのケースを実験してみたわけではないので、どのように設定が動いてしまうのかは分からない。簡単にボタンで設定解除をせずに、自分で設定を直してから使用した方が無難であろう。

かなり調べたのだが、分からないことは幾つも残っており、得た情報が正しいのかも確信が持てない! 本当にパケット通信が危険だと思うなら、SIMカードを抜いてしまうことだろう(付属のピンが必要)。
  
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