メフィスト編集長 (Méphisto)の編集日記
サイト・セクレタリー フローラのこと
フローラは、まだページを書いていません

自分では余り書かないフローラ
 ボクも編集長として編集日記を書いているのに、フローラはレイアウトのことばかり気をつかって仕事するだけで、自分のページは書いてくれません。

 それでもフローラは、最近、「ネコと、ネコが好きな人のための・・・ ネコのミュージアム」というコーナーを立ち上げてくれましたが、ページが増えるでしょうか?・・・

 彼女はかなり高齢なんです。一時は、自分は引退するので、別のセクレタリーを使って欲しい・・・なんて言うので困りました。その頃のテレビ・ニュースでは、高齢者年金制度の赤字を補うために、年金をもらう年齢が遅くなるなどと言われたので、みんな「早く退職して年金生活に入りたい」なんて口々に言っていたのでした。

 最近は、「いま引退しないと時期を失ってしまう」と言う人が少なくなったのにつれて(あきらめちゃったのでしょうね)、フローラも「やめたい!」などとは言わなくなりました。


優しいフローラ
 フローラが自己紹介のページを書いていなかったので、ボクが簡単に紹介しておきます。

 フローラは、今住んでいる家の近所にある家で生まれました。彼女が赤ちゃんだったときの写真を見ると、お母さんネコは真っ黒だったようです。子どもたちも、みんな同じような色のよう。ボクの兄弟は全然違う毛並みをしていますから、なんだか不思議に思いました。

 フローラの養母となった人は、ネコを一匹だけもらおうつもりで来たのですが、フローラと瓜二つの子がいたので、その二匹とももらうと予約したそうです。

 顔にパンチをくらったような印があるのが特徴のネコでした。フローラは鼻のところに黒いマークがあって、もう一匹のネコは口のところに同じ黒マークがあったのです。

 でも、口もとにパンチをくらったようなネコの方は、早くから亡くなってしまいました。それでフローラはひとり猫として育てられたのです。

 その後、フローラの弟に男の子のネコがもらわれてきたのですが、フローラはその子を見ると威嚇ばかりしていました。意地悪をするというよりは、自分が恐かったからなのです。フローラが赤ん坊時代を過ごした家には小さな子ども達がいて、子猫たちとかなり乱暴に遊んだため、フローラはとても臆病なネコになってしまっていました。

 それでもフローラは、幼い男の子にとっての優しいお母さんの役割を果たすようになりました。その子ネコが狩りを始めなければならない時期になったとき、ネズミの捕り方を教えてあげたのです。

 初めのレッスンで、フローラは、自分で捕まえて殺したネズミを持ってきて子ネコに与えました。次のレッスンでは、かなり弱ってきたネズミ。それから最後には、元気に抵抗して逃げ回るネズミが教材です。

 そうやって、子ネコを順番に教育してあげたのです。


 でも、男の子が自分でネズミ狩りができるようになると、フローラはお母さん役をやめてしまいました。子離れも大事な親の役目なのです。


寒がりのフローラ
 高齢だから無理もありませんが、フローラはとても寒がりです。9月になって家に集中暖房が入ると、フローラは喜んでラジエーターの上で昼寝するようになります。
 この間は、そんな彼女がパソコンに向っているので、家の人は「感心、感心!」と驚きました。キーボードの上じゃなくて、パソコンの後ろ側にいたので、パソコンの仕組みを勉強しているのだと思われました。

 ところがフローラは、パソコンのそばにいると暖かいからいるのでした! でも、扇風機みたいなのがうるさいらしくて、やっぱり昔ながらの方法で、ラジエーターの上で暖をとる方が良いと結論したようです。


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